物を捨てること

私はまだ親元を離れてから少しなので、実家へ帰ったとき、新しい家には持ってこなかった過去の物の整理をよくするのだが、まだまだたくさん残っている。


この間帰ったときは服をたくさん捨てた。廃品回収が二週間後だというので、すぐにさっぱりと捨ててしまうことができず、ゴミ袋を部屋の真ん中にずどんと置いてきたままなのが心残りだったが。


とくに惜しくないものもまだ捨て残っているが、捨てるのが惜しい(迷う)ものも確かにある。用はなしてないし清潔でもないのだけど、「この時代を思い出す」というようなね。
物を見なければ、今後思い出すこともない、ということは、確かにたくさんあるのだろう。寂しい気もするが、人間が短い一生の中で思い出せる記憶はそんなにない。

惜しいものはデジカメで写真を撮って捨てるという方法はたまに言われているけど、私はやってみて、それ自体がらくたのようになってしまった無機質のデータを見返すことはほとんどなく、往生際の悪さも感じて結局もう何も撮っていない。




「捨てちゃうの〜?」と、昔からわりと物を残しておきたがる性質だった母親が、この前は、今まで捨てなかった私の小学校からの教科書とかプリントとかを全部捨てちゃうね、と言っていたのは、世の「断捨離」の影響をどこかで受けているのだろうか笑。

ちなみに自分は影響を受けている…。「今必要でない物も、過去の物は〜だから保管しよう・保管の仕方」なんて本が出て風潮になったら、後悔するんだろうか。